あんまり知られていませんが、りんごは同じ品種では結実しません。
同じ品種のめしべに同じ品種のおしべの花粉をつけても実がならないのです。
そこで人の手による人工受粉が始まりました。
一概に人工授粉と言ってもなかなか大変なものがあります。
一つ一つの花に花粉をつけていくのですから。
そこで蜂の出番となりました。
以前もご紹介しましたが、この蜂を呼ぶ専門のりんごがあります。
このりんごは受粉用の木で、基本的に実がなっても収穫しません。
美味しくないからだそうですが、食べてみたことがないのでわかりません。
実がなったら一度食べてみようと思います。
写真がありませんがやはり受粉用のりんごの樹に「メイポール」という木があります。
こちらは大きなぶどうのようにびっしり赤い実がなります。
(実がなったらご紹介しますね)
こちらの実はシードルというりんごのお酒を醸造するのに必要だそうです。
話がそれましたが、この受粉を手伝ってくれる蜂はミツバチではありません。
1年のうち11ヶ月は巣の中にいて、りんごの花が咲く1ヶ月だけ外で花粉集めをします。
そして!
この蜂は人が近寄っても刺さないんだそうです。
今年もこの蜂と人工受粉でたくさんの実がつきました。
後は大きくなって、甘くなってくれることを祈ります。